ヘッジファンドの現状など
ヘッジファンドが生まれたのはアメリカです。
元は、特定の金融機関や投資家などから資金を募る私的な投資組合で、租税回避地域(タックスヘイブン)に多く設立されていました。
有名どころはジョージ・ソロス氏による「クォンタム・ファンド」。
これを始めとしたヘッジファンドは多くの場合が投機的だと考えられているようですが、リスクコントロールの方法はイロイロと多岐にわたっています。
これが「ヘッジ(リスク回避)」と名が付いている理由です。
ヘッジファンドには投資内容といった情報開示義務がありません。
そのためヘッジファンドに関する統計がなく、その実態は明らかとはなっていませんが、現在考えられるヘッジファンド数は3000から4000。
純資産規模となると4000憶ドルにも上るだろうと推計されています。
そして取引規模は純資産を更に上回っているのだとも。
これは融資やデリバリティブを活用していることから、そう考えられるようです。
(デリバティブとは金融派生商品で、先物、スワップ、オプションなどが挙げられます)
LTCM社は今は破綻してしまっていますが、ピーク時の運用資産は1250億ドルにも上っていました。
これは純資産の26倍にもなる異例の規模で、他とは資産運用も比較にならない規模だったと考えられます。
それに限らず、デリバティブ取引の契約残高が更に10倍あったというのですから、財テクにも目を見張るものがあったのでしょう。
ただそれだけに、相場が予想外に変動すると損失も巨額のものとなるのですが。



